髪のスタイリングの完成度は男女問わず周りからの印象を左右する大事な要素です。なので、朝からスタイリングが決まらない日は憂鬱な気持ちで1日を過ごすという方も多いです。
今回のテーマ
周りからいつもいい感じにスタイリングができている人という好印象を与えるために、いくつかのスタイリングのポイントをお教えします。
先に答えをお伝えしますが、スタイリングのポイントは毛先のまとまりです。
これからその理由と大前提のカット技術の事をお伝えします。
ヘアスタイルをよく見せるための毛先のまとまり感とは?
毛先のカールの均一性
クリンとしたカール感もあれば、ストレートに近いカール感もありますが、このカール感に均一性がない状態がパサついて見えたり、ボサボサ髪に見えてしまったりする原因です。
髪がパサついて見える原因
実は、髪がパサついて見えるのは、単に髪が傷んでいるからではない事が多いです。カラーリングなどで髪が痛んでしまっていたとしても、毛先のまとまり(カール感)が均一にスタイリングできていると、「うわー、ボサボサだね」という風には見えないのです。
ただし、ダメージし過ぎで切れ毛になってしまっていると毛先に均一性がないのでパサパサに見えてしまいます
すなわち、毛先のカール感を均一にするだけのスタイリング力を身につけることで誰でも簡単に髪を綺麗に見せる事ができます。
毛先の均一性をつくるシンプルなスタイリング
毛先のカール感に均一性を持たせるためのスタイリング方法をお伝えしますので、是非実践してみてください。(文字での表現なので伝わりにくいですが、、)
根本の立ち上がり
毛先のカールのことなのに根本?
となってしまうかもしれませんが、実は根本の立ち上がりが1番重要です。
全ての毛先は根本に繋がっています。なので、根本のスタイリングができていなければ毛先が良くなることはありません!つまり、、根本さえ綺麗にできていれば毛先も綺麗にスタイリングすることができます。それも、簡単な方法で。
根本の立ち上がりをきれいにする為にはまず、根本を濡らして乾かす必要があります。
乾かす時に手櫛を通し、指の間で髪をはさみピンっと張った状態で乾かします。
これだけです。もっと簡単にいうと、ドライヤーを下から上に当てて乾かします。
これができると根本の立ち上がりは完成です。
そのまま毛先まで乾かしていきます。
毛先のカール感をつける
根本の立ち上がりを付けて乾かした後、髪質によっては綺麗なカール感が出ているかと思います。そんな方は、そのまま次のスタイリング剤をつけるまで飛んでください。
乾かしただけでは、毛先がまだまとまりが悪いという方は、ストレートアイロンを使います。
ストレートアイロンで毛先のカール感を均一にしていくのですが、そのコツも教えますね。
ストレートアイロンで重要なポイントは角度です。
まず、設定温度は160℃以下に設定します。
髪を厚み3センチぐらいで頭皮から45°の角度に分けとります。
45°に持ち上げた状態でアイロン入れて90°(真横)の方向に滑らせていきます。
これだけです。
これだけで、確実に綺麗になります。
スタイリング剤をつける
ここまでくるとあとはスタイリング剤をつけるだけです!
スタイリング剤はワックス、オイル、バームなどなんでも良いのですが、ポイントは毛先にしっかりつけることです。
ショートスタイルの場合は、ワックスがおすすめです。ボブ以上のスタイルではオイルやバームでも綺麗になるかと思います。
ワックスは手ぐしが通せるくらいのソフトワックスがおすすめ!ハード系だとガチガチになってスタイリングがしづらくなります。
大前提のカット
ここまで意識するポイントをお伝えしてきましたが、これらを可能にするためにはカットがベースになります。
どんなに頑張ってもカットが綺麗でないとうまくいきません
ここは美容師さんの腕次第なのですが、髪質に合わせたカットで形を丁寧に作ることでスタイリングの決まりやすさは格段に違います。
まとめ
- スタイリングをキメる為に毛先のカールの均一性が重要
- 毛先のまとまりをつける為に根本の立ち上がりを意識して乾かす
- 毛先がまとまりづらい髪質の場合はアイロンでカール感を均等に作る
シンプルすぎてこれで良いのか?と思ってしまうかもしれませんが、実際にお客様にもこのようにお伝えしています。これがスタイリングの基礎になるので、まずこのシンプルなスタイリングを手に入れることで応用してさまざまなスタイリングが可能となります!
是非やってみてください!