白髪染めや、カラーをしている方でこのようなことを思ったことありませんか?
「いつまで染め続けるのだろう」
「カラーやめてもいいけどどうやって?」
「白髪で格好良くなるならいいけど、私が染めるのやめたらどうなるんだろう」
今回は実際に染めることをやめたお客様を例にその過程や注意点などを含めてお伝えしていきます。
白髪にしていく理由とは?
白髪染めやカラーをしていた人が染めるのをやめる選択をする理由は、もう染める必要がなくなったということが挙げられます。
仕事引退、子供の自立
染める必要がなくなる理由としては、仕事は定年を迎えたり、子供も手を離れていくこととおっしゃる方が多いです。ただ、これは綺麗に見られることを諦めることではなく、より自分自身の人生にフォーカスできるタイミングなんだと私は思います。
白髪にしていく決意をしたお客様の2年間の施術履歴


こちらのお客様は、もうそろそろ年齢にあった白髪スタイルにしてみたい。と染めるのをやめる決意をしてから2年ほどをかけて現在の自毛にしていきました。それまでのカラーの過程を順番に紹介します。
白髪ぼかしカラーへ移行する
これまでは通常の白髪染めをしていましたが、まずは白髪ぼかしカラーで伸びてきたときの根本の白髪との堺目をぼかしていきます。
約1年をかけて徐々に薄くしていき、内3回ほどハイライトをしました。
薬剤を薄めて染める
白髪ぼかしカラー後半は薄める薬剤を使って減力し自然なグラデーションを目指していきます。
最後のカラーは、ほぼ染まらないくらいに薄めることで伸びた時に自然な感じになります。
カットで染まっている部分を取っていく
カラーをやめた後は、薄く染めていた部分をカットで取り除いていき、自然に伸びて入れ替わるまで地道に焦らずカットをしていきます。
これを1年ほど続けると完全に自毛に戻す事ができました。(ショートの場合)
白髪率や生え方、髪質、気になり度合いによってやり方は変化する
今回のモデルは白髪率80%の襟足付近は白髪が少ないパターンでした。白髪率や髪質によってプロセスは変化しますが白髪率が30%〜60%の場合は自然に入れ替わるまで期間が必要になるかもしれません。
黒髪か白髪のどちらかに多く偏っている方が色のバラつきが少なくなり馴染ませやすくなります。
また、本人自身の気になり度合いによっても方法を変える必要がありますが、この気になるパターンは白髪率が30%〜60%の場合に多く該当します。
白髪染めやカラーをやめようと考えている方に本記事が役に立つと幸いです。
担当美容師さんとしっかりと相談してプロセスを組んでいくことをオススメします。突然「今日から」ではなく、「〇〇年後ぐらいにカラーを辞めたい」など余裕を持って自身のスケジュールを伝えるとスムーズに話が進むかと思います。