【白髪率別】おすすめの白髪ぼかしカラー
白髪ぼかしと白髪率の関係性は切り離すことのできない物です。なぜなら白髪率の大小で仕上がりの違いや可能な髪色、カラー剤の設定が変わってくるから。
なので、白髪ぼかしの仕上がりは最終的にご自身の白髪率によって左右されることになります。このことを私たちプロは理解していますが、お客様は知らないことが多く説明しても専門的すぎてなかなか理解が難しいということが多々あります。
本記事でお伝えすること
- 白髪率○%の人はこんな事ができますよ。
- 逆にこんなことは難しいですよ。
ということを白髪率別にお伝えします。
白髪率とは・・・髪の毛全体の黒髪に対する白髪の割合。
白髪率10%~15%
白髪率10%~15%の場合、ちらほら白髪はあるのけどあまり気にならない程度ぐらいかと思います。分け目や顔まわりに集中的に存在している場合は少し気になります。
白髪率10%~15%ということは、黒髪は90~85%と白髪よりも黒髪の方が割合が多いですね。
白髪率10%~15%のおすすめの白髪ぼかしカラー
白髪率10%程度の場合、細かめのハイライトを全体に混ぜたベーストーン7~8レベル程の中明度ベージュがベストです。(↑写真は白髪率10%ほどの白髪ぼかしハイライト)
逆に明るいベージュのような白髪ぼかしも可能ではありますが状態維持が難しいためあまりおすすめではありません。
白髪率10%程度の方が明るい白髪ぼかしをする場合は白髪部分に明度を合わせるため黒髪部分を全体的に髪を明るくする必要があります。
そのため、伸びた時は黒髪とのプリン境目が気になる。髪のダメージも比較的大きい。
白髪率20~30%
白髪率20~30%が白髪が一番目立つと言われています。この時に、白髪が目立つからと濃い白髪染めをしていると伸びた時にさらに目立ってしまい、気になってしまう原因になります。
白髪率20%~30%のおすすめの白髪ぼかしカラー
白髪率20~30%の場合は、白髪の密集部分と白髪の少ない部分の差を馴染ませるようにハイライトを入れて全体の明度と彩度を整えて、7~8レベルの中明度ベージュがベストです。(写真は顔周りに密集タイプの白髪率30%の白髪ぼかしハイライト)
白髪率30%ほどになってくると比較的明るめの髪色が白髪をぼかす事ができます。
白髪率40~50%
白髪率40~50%になってくると、部分的に多いということは少なくほぼ全体的に均一に白髪がある事が多いです。この段階での濃い白髪染めは極力避けたいところですね。できる限り白髪ぼかしへ移行してけるといいかと思います。
白髪率40%~50%のおすすめの白髪ぼかしカラー
白髪率50%は全体の半分ほどが白髪の状態なので、それが天然のハイライトになる可能性があります。髪の状態によっては初回はハイライトを入れてその後はほとんどハイライトをせずにに通常カラーのみで白髪ぼかしができる場合があります。(画像は白髪率50%の白髪ぼかしハイライト)
黒髪が目立っていてハイライトが必要な場合は、全体に細かく入れて10レベルなど比較的明るめのカラーを選択すると伸びた時も気になりにくくなるかと思います。
白髪率60%以上
白髪率60%以上になると白髪の方が多い状態になります。この状態を「白髪ばっかりになっちゃたな」「老けたなぁ」と落ち込みがちになりますが、私たち白髪ぼかし専門としては最高の素材として見る事ができます。
白髪率60%以上のおすすめの白髪ぼかしカラー
白髪率60%以上の場合は50%の時と同じように白髪が天然のハイライトになる可能性があります。画像のような綺麗な透明感のある髪色を希望される方が多いのですが、これを実現するためには、白髪率が60%以上あることが条件となります。さらに、今までの濃いカラーが残っていない状態になるまで調整をしていき最後にハイライトで仕上ることが大事になります。
白髪率60%以上の場合はハイライトを入れて、薄いベージュ乗せることで伸びた時も気になりにくくなります。
髪色は基本的にベージュがおすすめ
ここまで丁寧に読み進めて頂けた方はお気づきかもしれませんが、全てベージュ系のカラーリングです。ベージュしかやっていないということではないのですが、基本的にベージュを目指すことをおすすめしています。その理由については、こちらで詳しく解説しています。
白髪率によって合う方法と合わない方法がある
以上のように白髪率によって明るさやハイライトの入れ方が変わり、仕上がりも違ってきます。まずは、ご自身の白髪がどんな感じなのかを知ることがとても大事な事だと思います。担当美容師さんに聞いてみると教えていただけるかと思います。
白髪ぼかしは経験から知識が生まれ技術に反映されて仕上がりの良し悪しが決まる専門的分野ですので白髪ぼかしをする際は、専門の美容師さんがおすすめです。