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ホームカラーで濃い白髪染めをしていたお客様を白髪ぼかしへ
さて今回は白髪ぼかしカラーへ移行する過程で必要な事です。
今まで濃い白髪染めやホームカラーなどで白髪染めしていた場合は段階的に移行することがおすすめです。
ホームカラーで濃い白髪染めをしていたお客様が白髪ぼかしに移行する過程を紹介します。
白髪ぼかしの提案
まずは、白髪ぼかしへ移行する経緯ですが、
初来店時のカウンセリングで2週間に1回自宅で市販の白髪染めをしているとのことでそれが習慣化していたのでその色に合わせる感じでカラーリングをしていました。
それから1年ぐらいしてからもう少し明るくしたいとのことでしたので白髪ぼかしをご提案しました。
ただ常に濃い白髪染めを続けていたため残留色素とダメージがありまずはこの2点を改善していきます。
その後様子を見ながらハイライトまたはローライトを入れていくスケジュールを組み、開始しました。
完全に切り替わるまでには1年ほどかかりますが頑張りましょう!
ビフォー
まずはビフォーをお見せいたします。
実は前回から白髪ぼかしカラーをスタートして3週間後に限界が来てしまったようでご来店したものです。
この時点ではまだまだしっかり濃く染まっていますが前回、薬剤調整をして薄めにしたため境目は少しボケています。
髪質データ
- 髪の太さ・・・中細
- クセ・・・少し
- 白髪・・・40〜60%
全体的にほぼ同じ量で白髪があるタイプ
2週間に一回ほどの高頻度で染めているため正確な白髪率は分かりにくいですが、おおよそ40〜60%くらい
アフター
今回の施術
上記した通り、まずは濃い白髪染めやホームカラーをしている場合ベースを整えていきます。
そのためにまず、ホームカラーはやめていただきます。
最初は気になるかと思いますが、調整している段階でホームカラーをしてしまうとまた振り出しに戻ってしまいます。
その都度サロンでカラーをする事に完全に切り替えていただきます。
サロンでのカラーはファッションカラーと白髪染めの割合を髪質や状態に合わせて薬剤調整をし施術していきます。
今回の場合、白髪率40〜60%なので薄くしすぎても色抜けが早く気になる度合いが大きくなってしまうことが予想されるため
6レベルのファッションカラーに6レベルの白髪染めを30%で設定しました。
今後のスケジュール
今回、6レベルの白髪染めを30%配合しました。
今後は毛先の色の様子を見ながら6レベルから7レベルに明るくしていくか、6レベルのまま配合量を20%に下げていくかを決めていきます。
この方の場合は白髪率が多いので6レベルのまま配合量を調整していく方法になるかと思います。
あと2、3回は今回の配合量で整えつつ様子を見ながら配合量を下げていきます。
▼イメージ
- 最初4〜6ヶ月間はベースを整える期間
- ベースが整ってきたらハイライトやローライトで白髪ぼかし
- ハイライトローライトを数回続けて状況により通常カラーやリタッチで白髪をぼかしていく
最初は比較的早いスパン(1ヶ月)でカラーをすることになりますが、回を重ねるごとに伸びても気になりにくくなってくるため最終的には2〜4ヶ月周期を目指していきます。