白髪ぼかしカラーをネットで見て初めて知った方々は白髪ぼかしカラーをすればカラーをする周期が長くできると思っている方が一定数いらっしゃいますが、それは白髪ぼかしの解釈が少しズレてしまっているかもしれません。
今回は白髪ぼかしの私なりの正しい解釈と白髪ぼかしをしてもカラーの周期が長くならない理由について解説します。
白髪ぼかしカラーは伸びた時の白髪を目立ちにくくするが髪の状態は劣化していく
まずはじめに結論から申しますと、美容室後の綺麗な髪の状態(ヘアスタイルや髪色などトータルのバランス)を維持できる指標である1ヶ月〜1ヶ月半の期間は変わらないため綺麗な状態を保つためにその周期でカットやカラーは必要となります。
髪は30日で約1センチ伸び、染めた色は14日で7割色落ちする
生きている限り、髪の毛は伸びてカラーをしている限り、色は落ちていく。この定数はほぼ変わらないので、美容院に行ったときが最高の状態と考えると30日後には髪色は落ちていて、45日を過ぎたあたりからヘアスタイルは崩れてきてスタイリングの難易度が上がる。つまり、この30日から45日の期間内でメンテナンスをすることで状態をキープできるのです。
スタイリングテクニックが高いと期限は伸びる
1ヶ月半を過ぎてもご自身のスタイリングテクニックで綺麗度をカバーできると綺麗な状態をキープすることができます。つまり、スタイリングが苦手であったり時間をあまりかけられないというような場合は1ヶ月半を目安に美容院でリセットすることが必要になります。
ちなみに、スタイリングができないことや時間をかけられないということは悪いことではなく、それが普通だと私は思っています。
確かにスタイリングが得意な場合は幅が広がりますが、そんなに色々やっていられない、スタイリングが難しくて嫌いという方が普通だと思います。
なので、必要最低限のスタイリングで綺麗に見せられるように1ヶ月半の周期で調整していくことが大切です。
白髪ぼかしカラーとは?
白髪ぼかしカラーというワードを初めて聞いた方へ白髪ぼかしカラーについてご説明します。
白髪ぼかしカラーは一般的に従来の白髪染めのイメージの濃い髪色ではなくベージュ系や無彩色系の色で染めることで髪が伸びた時の白髪と染めている髪色の色の差をなるべく馴染ませるヘアカラーの方法です。
白髪染めを使わないということではない
白髪染めを使わないことが白髪ぼかしだと思う方も多いですが、実際のところ白髪の状態によっては白髪染めの薬剤も使うこともあります。白髪ぼかしの最大の課題は髪質や状態に合わせた薬剤設定をすることであると私は思っています。
白髪染め、おしゃれ染め、白髪ぼかしの違い
さてここで白髪染め、おしゃれ染め、白髪ぼかしの違いについて比較しておきます。白髪染めとおしゃれ染めの違いについては色素の彩度の違いです。白髪ぼかしは技術名ですが、基本的には彩度の高いカラーを使って白髪を目立たなくすることがメインになります。
彩度の違い
彩度とはその色の濃淡のことで、簡単に説明するとその色が黒っぽいのか、白っぽいのかです。白髪染めでは、黒っぽい色素が使われていて、おしゃれ染めでは、中ぐらいから少し白っぽい色素が使われいる。
発色剤
カラー剤に含まれる発色剤も色素が濃くなるほど強いものになっていると思われます。なので、濃いカラーをすると髪が薬品焼けしたようになることもあります。
まとめ
白髪ぼかしカラーの解釈と髪の綺麗度の期限について解説しました。白髪ぼかしカラーは染める頻度を減らすためのものではなく、1ヶ月半~2ヶ月の期限内で伸びた白髪が目立つのを軽減するための技術です。また、ヘアデザインとしても優れているので、周りとは一味違うクオリティの髪色になることも魅力のひとつなのが白髪ぼかしカラーです。